電動機オーバーホール

定期的なメンテナンスをおすすめします。

 定期的なメンテナンスにより、摩耗した部品や劣化部品を交換することでモーター寿命の延長がはかられます。

 

 一般的な電動機のの流れを簡単にご紹介します。
輸送でのお持ち込みも対応していますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

⑴ 受入時試運転

 まず絶縁抵抗値および巻線抵抗値を測定し、異常がなければ定格電圧にて試運転します
焼損・劣化みとめられた場合には分解後、弊社工場内の巻線係にてコイルの巻き替えをおこないます

高圧試験装置 巻線抵抗 絶縁抵抗 試運転 電流 振動値電動機 受入 試運転 絶縁抵抗 巻線抵抗 定格電圧








※絶縁抵抗値が著しく低下しているとき、巻線抵抗値の平衡率が5%を超えているとき、
その他の異常が確認された場合に関しては試運転をおこないません

 

⑵ 分解・測定

 電動機を細部まで分解し、各部寸法に異常のないことを確認します

 

固定子 回転子 ステーター ブラケット ローター 分解マイクロメーター シリンダーゲージ 分解 測定 ブラケット ジャーナル 

 

 

 

 

 

⑶ 部品清掃

 各部品を清掃し、状況に応じて高圧スチーム洗浄・乾燥をおこないます
ベアリングやオイルシールなどの消耗部品は新品交換します

洗浄乾燥 スチーム洗浄ベアリング NTN NSK 新 旧 取替








 ブラケットのハウジング部や軸(ジャーナル)に摩耗がある場合には、
弊社工場内の加工係にて溶射加工をおこない、許容値内におさめます

溶射加工 機械加工 軸 軸受部 摩耗

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⑷ 組み立て

 洗浄乾燥されたモーターはワニス処理され、組み立てます

※ワニス処理は、絶縁・耐熱・防塵・防湿、コーティングを目的とします
ブラケット 巻き替え オーバーホール 電動機 モーターコイル巻き替え ワニス

 

 



 


⑸ 出荷前検査・試運転

 組み立て後、絶縁抵抗値と各相の巻線抵抗値を測定し、試運転をおこないます

絶縁抵抗 巻線抵抗 各相電流値 振動値 低圧 高圧 モータードロップテスト 直流電動機

測定項目(通常時)

  • 絶縁抵抗値
  • 巻線抵抗値
  • 各相電流値
  • 振動値
※直流電動機では別途ドロップテスト等の試験をおこないます

※高圧電動機の試運転は、電源容量の都合上300kW程度まで工場内試運転が可能です。
ただし650kW程度までの電動機の場合、印加電圧を下げ(例:880V)定格回転数にて
温度上昇試験や振動測定をおこなうことは可能です。

※印加電圧が誘導電動機の及ぼす影響

電圧の変動率 始動トルク 同期速度 全負荷時の温度上昇 全負荷電流 始動電流
110%電圧 +21% 変化せず -3~4℃ -7% +10~20%
標準電圧 - 一定 - - -
90%電圧 -19% 変化せず +6~7℃ +11% -10~20%
※注 (+):増加 (-):減少

※強制給油の電動機は設備の都合上、工場内試運転はできません。

上記の例は一般整備時の作業となり、別途精密絶縁診断等を実施することも可能です。