技術資料


電動機の種類と用途

 電動機は、電気エネルギーを機械エネルギーに変換する回転機械です。
おおまかに分類すると以下のようになります。

モーターの種類(交流・直流)

代表的なモーターのそれぞれの特色をご紹介します。

三相誘導電動機

かご形誘導電動機
巻線型誘導電動機

 

電動機の軸受の種類と適用

 軸受には、すべり軸受(メタル)ところがり軸受(ベアリング)があります。

●すべり軸受は流体である油膜の滑り摩擦を利用したもので、主に大容量電動機(写真は1050kW)に
用いられます。

すべり軸受(メタル)

・軸と軸受の隙間に薄い油膜を形成し、その滑り接触を利用した軸受で、寿命も長く、音も静かな特徴が
あります。
 軸受裏金の表面には柔らかくて摩擦係数の少ないホワイトメタル[Sn(スズ)・Pb(鉛)・Zn(亜鉛)などから構成される軟質金属]が使用されることが多いです。運転前には必ず油面計で軸受の油量を確認し、
運転する必要があります。


●ころがり軸受は滑り接触を転がり接触に置き換えることによって、軸受摩耗の低減を図った軸受で
 中小容量電動機に用いられます。

モーター軸受 ベアリング

・転動体の形によって玉軸受(6***など)とコロ軸受(NU***など)に分類されます。

  玉軸受(ボールベアリング)ボールベアリング コロ軸受(ローラーベアリング)ローラーベアリング
負荷荷重
(許容荷重)
軌道面に点接触のため負荷能力は低い 軌道面に線接触しているため負荷能力は高い
特性 転がり抵抗が少ない
高速回転に適する
玉軸受より抵抗は大きい

 玉軸受は内輪と外輪の転動体としてボールを納め、ボールの転がり摩擦を利用した軸受です。
標準電動機に最も用いられます。

 コロ軸受は内輪と外輪の転動体としてコロを配置し、コロの線接触による転がり摩擦を利用した
軸受です。玉軸受より高荷重に耐えるので、中容量電動機や立形電動機の負荷側軸受として用いられる
ことがあります。

 また潤滑法で分類すると、長期にわたってグリースの詰替え必要としない密封式(語尾にZZやLLBなど)と定期的にグリースを補給する開放式があります。

 標準電動機では37kW程度以下のものは密封式、それ以上の出力のものは開放式(グリース注入タイプ)が採用されることが多いです。