モーターコイル巻き替え・製作・電圧変更

野村工電社がおこなう、
電動機再生技術。

さまざまな種類のモーターの巻き替えに対応できるよう、各種コイルを取り揃えています。
コイル、絶縁物の劣化は絶縁不良・漏電・焼損・火災などの原因となります。

モータ コイル 在庫 電動機 モーター コイル巻き替え

この度補助金の採択を受け、型巻コイル修理設備の導入しました。
詳細については、以下のページにてご紹介しています。

型巻コイル設備について

当社は電気機器組立て(回転電機巻線製作作業)の1級技能士が在籍しています


コイルの巻き替えを依頼されるお客様

修理目的
コイルの焼損・地絡・絶縁抵抗値の低下、絶縁物が劣化されている場合にコイルを巻き替えます

更新目的
絶縁物等の老朽化に伴い予防保全のため、絶縁階級を上げる目的でコイルを巻き替えます

電圧変更
使用している設備に合わせ、電動機の電圧を変更する場合には、結線替えをおこないます
結線替えでは対応できない場合には、コイルを全て巻き替えます
(例:220V→440V、220V→380V、440V→220Vなど)
 
納期優先
新品モーターを入手することができず、継続した使用を希望される場合にコイルを巻き替えます
 
 
 

モーター巻き替えの事例
コイルの巻き替えが必要なのかを診断する「精密絶縁(コイル)診断」も対応可能です。
詳しくは下記ページをご覧ください。
絶縁診断 コイル診断






その他にも、2015年度モータートップランナー制度導入に伴い…

  • 設置スペースが、既存のモーターでしか対応できないため
     …全長、全幅、軸径、脚穴位置の寸法が異なる場合があります
  • 始動電流が増加するため、制御装置の改造が困難なため
     …ブレーカー・電磁開閉器(マグネット)の交換が必要となる場合があります
  • 回転速度が増加するため、過負荷運転となる場合があるため
     …ポンプなどの場合、ポンプ側との負荷運転状況を確認しなければなりません。
  • 新品モーターを注文したが、納期に間に合わない
     …近年モーター納期が数ヶ月要する場合が多いため、巻き替えをご提案しております。

上記の理由で、新しいモーターに更新(取り替え)できない場合には、
モーターコイル巻き替えを推奨します

トップランナーとは

 

 

 ※場合によっては下記と異なる作業もおこないます。

コイル在庫

 














AIW(低圧用丸型銅線)については、ある程度のサイズの在庫を保有しています

1.コイル製作(成形)

受入時のコイルをもとにデータを採取し、新しいコイルを製作します。

コイルの製作

 

 

 








 

2.コイル引き抜き

外部鉄心を損傷させないように、
スロットと呼ばれる鉄心に設けられた溝からコイルを抜き取ります。

 

スロットからのコイルの抜き取りスロットからのコイルの抜き取り2










3.スロット内検査・清掃

スロットのズレ・焼損コイルの焼き付き等がないかを、精密に検査します。
スロットは取替できない場合が多いので、修正を行い再利用します。

またコイル脱着後に不純物がないように、鉄心をすみずみまで清掃します。

スロット内の検査

 

 

 

 

 

 

 



4.絶縁物挿入、コイル入れ・結線

コイル入れ 結線

スロット内に絶縁物を挿入し、製作したコイルを入れ
元通り結線します。
もちろんリード線(口出線)も新品に取り替えます。








コイル入れ 結線2

 

 

 

 

 

 

【コイル挿入時(440V 132kW 6P)】  

口出線も新品に取替えます



5.ワニス処理(真空含浸)、乾燥

絶縁・耐熱・防塵・防湿のため、コイル・絶縁物を保護膜でコーティングします。

ワニス処理 絶縁 コーティング真空含浸タンク

6.組み立て、出荷前拘束試験・無負荷試運転

 コイルの巻き替え後は弊社工場内にて組み立てられ、絶縁抵抗値・巻線抵抗値を測定、
拘束試験(ロックテスト)・無負荷試験をおこない、異常のないことを確認の上お渡します。

コイル巻き替え後試験固定子真空含浸 ワニス 巻き替え

 

整備完了


















コイルの巻き替えは、専用の工具や乾燥設備を保有する専門工場でしかできません
75年以上の実績がある当社へ、ぜひご相談ください。

当社は電気機器組立て(回転電機巻線製作作業)の1級技能士が在籍しています

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