電動機・回転機の振動の大きさを測ることで機械の調子の良さを判断しています。
またどのくらいの速さで振動が繰り返されているのか、振動の方向はどちらに向いているかなどを
調べることで、機械内部でどのような異常が起きているかを判断することができます。
おおまかではありますが、下記に振動の特徴とその原因について記載します。
もちろんより正確に解析するには、精密な振動解析が必要となりますので、ご希望のお客様は
お気軽にお問い合わせください。
振動方向 | 可能性のある原因 |
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径方向 | 芯出し不良 回転子/接手の不釣り合い 軸端の曲がり フレーム/ブラケットの剛性不足 回転子の偏心アンバランス 構造部の共振 締めつけボルトの緩み(ガタの発生) オイルホワール(軸のふれまわり振動) 軸受の組立不良 エアギャップの不平衡 回転子巻線の不平衡 |
軸方向 | 軸受メタル球面座の当たり不良 軸受の組立不良 ブラケット/スタンドの不良 |
- 軸方向(A)の振動
- 軸受、歯車等の疲労・劣化
- 垂直方向(V)の振動
- 基礎ボルトのゆるみ、基礎の剛性不足によるガタつき
- 水平方向(H)の振動
- 回転子の偏心アンバランス