高圧機器絶縁診断システム DAC-6017


電動機は、常にストレスを受けています。

 当社が提供する精密絶縁診断では、
絶縁抵抗試験(メガリング)では判定できない絶縁物の劣化状況を、
電動機を分解せずに内部の絶縁物の状態を把握することが可能です。

  総研電気㈱製の試験装置とパソコンソフト(Coil Doctor)を組み合わせ、
精密な絶縁状態を総合的に判定できます。

絶縁診断試験
  診断内容 汚損 絶縁物の
枯れ
直流吸収試験
PI試験)
コイルの吸湿・汚損を診断
静電正接試験
tanδ試験)
対地絶縁層の吸湿・汚損・
ボイドの状態を推定
交流電流試験 対地間絶縁層の
ボイドの状態を推定
×
部分放電試験
(コロナ放電試験)
絶縁層の劣化度を推定 ×
サージ試験
(レヤー試験・インパルス試験)
電圧振動波形の対比から
レヤーショートを検出
×

 電動機の絶縁劣化のメカニズムから絶縁診断試験内容を簡単にご紹介します。
万が一試験結果が不良であっても、当社にてワンストップの整備を承ります。

絶縁劣化の主な要因

絶縁劣化 絶縁診断 メカニズム

●熱的要因

 ・熱劣化は絶縁物が長期の運転による加熱のため、絶縁物を構成する樹脂材料の熱分解や
  揮発性物質の熱膨張により絶縁層内にボイドが生じるようになり、電気的・機械的に
  絶縁性能が低下する。

 ・ヒートサイクル劣化は始動停止・負荷変動など巻線の冷熱サイクルに伴う絶縁物と導体間
  の温度差、および熱膨張差によって生じる剪断応力の繰返しよって生じる。

●機械的劣化

 ・電動機自体の電磁力による振動や、外力による振動などで摩耗や曲げ歪みが繰り返されて生じる。

●物理・化学的劣化

 ・環境の影響が主で、ダスト汚損や吸湿による絶縁表面抵抗の低下や、絶縁物の亀裂部分に
  侵入した場合は体積絶縁抵抗が低下する。

参考文献:山下 彊『電動機のメンテナンス』サン印刷
日本プラントメンテナンス協会
62pp.

 以上の要因より、電動機の絶縁箇所が劣化し、不良または焼損につながるため、
予防保全・電動機の延命化のため、当社では精密絶縁診断を実施しています。

 



 

 



当社の診断設備では、対象モーターの
静電容量が183nF(0.183μF)を超えるモーターは、設備上診断できかねます。
(静電容量については、電動機の製造図面をご確認頂くか、
LCRメーターなどをご使用し、事前にご確認下さい)
静電容量





またモーターの静電容量が条件を満たしている場合でも、
モーターの仕様によっては、診断できない場合があります。
対象モーターから診断機までの距離が50mを超える場合には、
設備上対応できかねます。
また診断車付近に100V電源が必要となります。
絶縁抵抗値が著しく低下している場合には、診断を中止する場合があります。
※ DAC-6017、Coil Doctor、SOKENは、総研電気株式会社における登録商標または商標です